お知らせ
オンライン授業を進めています。
オンラインで授業を始めて4日経ちました。始まる前はどうなることかと気をもんでいましたが、大きな混乱などなくスムーズに進んでいると感じています。
また、一日の終わりに生徒の皆さんには振り返りのアンケートを入力してもらっています。いくつかのクラスの回答を見たところ「楽しかった」「面白かった」などのコメントもあり安心しました。中にはクスリと笑えるコメントもあり、毎日見るのが楽しみでもあります。
しかし、よいコメントばかりではなく気になるものもありました。それらについて解決できるかもしれない方法を紹介します。
1.映像・音声が途切れる
様々な原因が考えられます。以下のことを試してみてください。
解決策① 授業で使うアプリのみ起動させる
複数のアプリを立ち上げていると、端末の処理速度が遅くなります。授業に参加する前に、起動しているアプリを減らしましょう。
解決策② 内部ストレージの空きを増やす
使っていないアプリを削除しましょう。また、写真や動画はSDカードか、クラウドサービスに保存しましょう。
解決策③ Wi-Fiを5G㎐に接続し、ルーターの近くで授業に参加する
Wi-Fiルーターには2GHzと5GHzの両方が使えるものがあります。家庭にあるルーターの表記を確認し、5GHzが使えるようであればそちらに接続しましょう。5GHzのほうが安定した高速通信が可能です。しかし、5GHzは接続範囲が狭い、障害物の干渉を受けやすいという特徴もあるので、場所を工夫してください。
解決策④ 再起動
電子機器でこまったら、とりあえずしてみます。動作が軽くなることがあります。
2.目が疲れる
オンライン授業を始める際、心配の一つでもありました。
解決策① 意識してまばたきを増やす
解決策② 画面を見る姿勢
スマホスタンドなどを使い、目の高さに画面を合わせるのが理想です。字が小さいく読みにくい場合は画面をズームするなどして、画面と目の距離を保ちましょう。猫背にならないように意識しましょう。
解決策③ 大きな画面に映す
スマホとテレビをつなぐなどして大きな画面に映しましょう。視野が狭くなりすぎず、目の負担を減らせます。また、オンライン授業で使用しているシステムは、スマホだけではなく、他のタブレットやパソコンからもアクセスできます。スマホより大きな画面がついている端末が使えるようであれば、そちらからアクセスしてみてください。
以上です。
今回のオンライン授業のために高額ななにかを買う必要はないと思います。ちょっと意識してみる。家にあるもので工夫してみるなどで改善できることを探してみましょう。その際、機器の接続についてはご家庭の方に相談しましょう。
落葉祭準備はじまりました!
10月1日(金)に第48回落葉祭が開催されます。
今年度は社会情勢に鑑みて、校内公開のみとなります。
様々な制限がある中ですが、各クラスや部活動で工夫をしながら準備をする姿がみられました。
本番が楽しみです。
令和3年度入学許可候補者説明会及び令和3年度第49回入学式のご案内
令和3年度入学生関係の日程をお知らせいたします。
- 令和3年度入学許可候補者説明会
日 時:令和3年3月19日(金)13:30~(受付12:30~)
場 所:本校体育館 - 令和3年度第49回入学式
日 時:令和3年4月8日(木)13:30~(受付12:30~)
場 所:本校体育館
上記の日程で予定しております。
今年度は、新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上での実施となります。
「学校紹介動画」
新座高校の学校紹介動画を公開しました。こちらのページからご覧になれます。
(左メニューの「中学生のみなさんへ」の「新座高校について」のページ)
唾腺染色体の観察
3年生選択B生物ではユスリカの幼虫のアカムシを使って、唾腺染色体の観察をしました。唾腺細胞は普通の細胞とはことなり染色体が巨大で、酢酸オルセインで染色して観察することができます。
染色時間は5分以上置く必要があります。
アカムシは釣具店で購入しました。デザートカップに入って200円ほどです。
冷蔵庫で保存していましたが、10月1日に購入したものが10月6日でも多く生きており、複数クラスで授業日が離れていても問題なく観察できました。
体細胞分裂の観察【準備】
根端細胞を用いた体細胞分裂の観察の仕込みをしています。
以前の勤め先で他の先生がしていたなあ。生物では鉄板だよなぁ。高校入試でも頻出問題・・・。
のような個人的印象のある今回の題材ですが、自分で大量仕込みをするのは初めてでした(できれば長期保存して来年も使いたい)。インターネットでも書籍でも、たくさんの材料、手法が紹介されています。
今回は令和2年度新座高校実験の人バージョンで体細胞分裂の仕込みをご紹介します。
※観察については後日別の記事でご紹介します。
1.準備するもの
(1)材料
ハネギ
(2)準備するもの
プラスチックバット、脱脂綿、キッチンペーパー、ラップ、水道水、精製水、ビーカー(大・中・小)、温度計、お茶パック、手袋
(3)試薬等
固定液(エタノール:酢酸=3:1)、解離液(塩酸1mol/l)、保存液(エタノール70%)
2.手順
(1)発根させ固定する
① プラスチックバットに脱脂綿とキッチンペーパーを重ねてしき、水で浸す。
② ハネギの種を4つまみ①に撒き、ラップをかける。私の親指と人差し指でつまむと1つまみだいたい50粒。
③ 人工気象器(23℃、明期9時〜17時)に入れて程よく(根の長さが1cm〜2cm)なるまで待つ。
④ 朝9時を目処に、③の根を回収し、固定液に浸す。
(2)解離して保存する
※手袋をして作業する
① お茶パックに(1)④を入れる。固定液は捨てる
② ビーカー中に精製水を入れておく
③ ビーカー大に水を入れ電子レンジで加熱し80℃くらいにする
④ ビーカー小に解離液を入れ③で湯煎し60℃にする
⑤ ①を④に入れ、1分30秒ほど解離させる
⑥ ⑤を②にいれ解離液を洗う。(特に撹拌などせずつけておくだけ2分以上)
⑦ ⑥を保存液に入れて冷蔵庫で保管しておく
3.備考
1(1)→さまざまな材料が考えらますが、大量に作るにはハネギが適しているようです。1袋10g入でバット5枚に撒いて少し余りました。
1(3)保存液→長期保存が期待できますが、細胞が脱水して少し縮んでしまいます。脱アルコールをすればもとに戻りますが手間が一つ増えます。精製水に浸して保存してみたところ10日後にも観察することができました。解離する前の状態でも保存しておきます。
2→今回、9月24日(木)に種を撒き、9月28日(月)に固定しました。
2(1)①→キッチンペーパーを脱脂綿の上に重ねることで、根が脱脂綿に絡まなくなります
2(1)③→人工気象器の棚によって発根率や根の長さに差がありました。発根中は1日に1度、棚を入れ替えたほうが良いと考えられます。
2(1)④→固定時間はあまり関係ないという話もありますが、16時頃に固定したものと比べると9時に固定したもののほうが分裂像が多かったです。
2(2)手袋→温かい塩酸は常温の塩酸より手にかかると痛かったです。ピリピリではなく鈍痛でした。
2(2)⑤→1分だと繊維感がまだ残っているかつ根の中まで染色しにくく、2分だと押しつぶしたときに潰れすぎて細胞と細胞の境が見えにくくなりました。
ボルボックスの分裂
先週、2年生の生物基礎ではボルボックスとゾウリムシの観察を行いました。
そのなか、あるクラスの授業中にボルボックスの分裂が起きました。モニターに映していたので、クラス全員で観察することができ歓声が上がりました。
突然のことでつたない写真ではありますが、飛び出す様子がわかるかと思います。
減数分裂の観察
2学期のはじめ、3年選択B生物では減数分裂の観察をしました。
今回、テッポウユリの花粉簿細胞の分裂をフォイルゲン染色をして観察しました。
6月に試料の採取・固定をし、8月に染色したものを授業で扱いました。保存・染色のなかで細胞の形が悪くなってしまいましたが、染色体の変容が観察できるかと思います。
ボルボックスが増えました
8月上旬、こちらの記事で作成した培地にボルボックスを植え継ぎました。
本日確認しましたところ、よく増えて来ましたのでご紹介します。
緑色の粒がボルボックスです。これからまだまだ増えそうです。
顕微鏡だとこのようにみえます。
3年生は昨年の授業で観察したのを覚えていますね。
2年生の皆さん、2学期の授業でボルボックスを観察するのをどうぞお楽しみに。
実物はもっときれいですよ。
ボルボックスの培地
ボルボックスの培地を作りましたので、その方法をご紹介します。
1.準備するもの(400ml容量の培地3つ分)
(1)器具等
びん…3本、アルミ箔、オートクレーブ
(2)試薬等
精製水…1000ml、ハイポネックス…1ml、大理石…6粒くらい
2.手順
(1)精製水にハイポネックスを混ぜる。(0.1%濃度)
(2)びん3本にそれぞれ赤玉土(底から3㎝くらい)と大理石(2粒)を入れる
(3)(2)に(1)を注ぐ
(4)アルミ箔で蓋をして、オートクレーブで滅菌する
完成 1本ずつ植え継ぎして使います。
【オートクレーブとはなんぞ】
簡単に言うと、大きな電気圧力鍋です。高温高圧で滅菌します。培地やそれに使う容器を滅菌しておくことで、目的外の菌が増えてしうことを防ぎます。
オートクレーブは水を沸かして、水蒸気を中に閉じ込めることで圧力を上げます。水道水を使うと、カルキが中にたまってしまうので、精製水を使います。
精製水は水道水より費用が掛かります。なので、オートクレーブを稼働させるときはほかの器具等も一緒に滅菌します。