校長ブログ

目標

年始や年度初めに目標をたてるという場面はよくあるでしょう。

目標もなく何となく過ごしているとあっという間に時間が過ぎてしまうこともこれまたよく耳にする話です。

そして年度末などにその1年を振り返って反省などするわけですが、その反省が次の年に生かされているかと言うとなかなか難しいというのが本当のところでしょうか。

 

令和7年度が始まって1か月が過ぎました。ゴールデンウィークも終わり、様々な面でいよいよ本格的に始動となる時期となりました。本校では2週間後に中間考査があります。時間に追われるように試験勉強という場合もあるでしょうが、なんとかなるかなと直前まで放置という人もいるかもしれません。

 

未来の自分のために今何をしておかねばならないかと周りから言われたとしても、結局本人がその気にならない限りは意味のない話になってしまいます。

 

さて、今年度(あるいは今年)、どんな目標を立てているのでしょう。細かいかもしれませんが、今年度もすでに12分の1はおわっています。今年についていえば3分の1終わっているわけです。それでも今からだって目標を立てたり行動にうつすのは遅くはないと思うのです。

社会性

私事ですが、保護犬を飼い始めて3か月が過ぎました。

生まれてからずっと6年間、散歩に連れてもらった経験がなかったそうで、飼い始めた当初は外に出ても決して歩こうとはしませんでした。どうしたものかと思い、素人ながら最初は外の空気になれることからやりました。

昨日、桜を見せようと先住犬と共に公園まで歩いたのですが、今では声をかければ少しは歩くようになりました。

 

普段、先住犬を呼んでもこの犬の方が我先にとやってきます。もしかしたら、先に行かないとほかの犬に取られてしまうような経験をしてしまっているのかなとも感じています。

 

犬を飼うにあたり、しつけなどはよく話題になりますが、この子はまったくしつけがなされていません。また、最初は皮膚病であちこち毛が抜けてしまっていましたし、大きな腫瘍がお尻にありました。それでも6年間一生懸命に生きてきたのだろうなと感じています。最近そろそろドッグランデビューでもさせてみようかなと思っています。

社会の中で生きるために、他者との関係は抜きにはいられません。これはどんな動物にでも当てはまるでしょう。

犬は何も話してくれませんが、こちらをじっと見ている瞳を見るにつけ、我々人はどうあるべきかなんてこともえらそうに考えてしまう時もあるのです。

 

話をすること

先日、ある部活動の関東大会に伺いました。そこで本県でこれまでご尽力いただいていた方々にお会いすることができました。

約束していたわけでもなく、たまたま現地でお会いしたのですが、久しぶりにお会いし、限られた時間の中で様々なお話ができました。諸先輩方のお考えを直接伺えたという点でもありがたかったのですが、何よりお話しできたことそのものが自分にとっては貴重なものになりました。

また、大会初日が終わった後、大会にかかわっている他県の先生方やプロのスタッフ等とも話をする機会を得ました。そこでの話はもちろん専門的な部分はありましたが、私からは視点という部分からもたくさん刺激をいただくことができました。

普段様々な場面で考えるわけですが、それをだれかと話すことで、修正したり新たな気付きを得たりできると思っています。同じ人との話も大事ですが、異なる視点からの話がきける機会があれば、積極的に話してみるのもいいのではないでしょうか。

第5回 学校説明会

本日、今年度最後になる第5回学校説明会を行いました。

電子出願開始まで10日を切りました。中学3年生や保護者の皆さんにとって、学校選択の最終段階に当たる頃でしょう。そういった中、54組96名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。

 

ここから先、学力検査当日に備えて、これまで勉強した成果を定着させ、さらに確実なものにしていくことになるでしょうが、何より体調をしっかり管理していってください。

無駄遣い

若いころ、何をするかも決めず、往復の航空機と宿だけおさえて海外に行ったり、思いついて車で1週間ほどあてどなく国内を走りまわるなんてことをしていました。

 

私は英語が得意ではありませんので、海外では現地の移動はもちろん、買い物や施設でのやり取りはドキドキしながらやっていました。スーパーで食事を調達するにも、清算までの流れだけでなく売っているものが何かわからないわけです。それでもきょろきょろしていると旅行者だとばれて危険な目に合うかもしれないということが頭にありましたので、いかにも自分は現地に住んでいるんだという体でいました。実際、店の外にはストリートチルドレンが集団でたむろしていましたから。

緊張の中でも楽しいことはあるもので、ある国では当日券で入った劇場で隣の席に座っていた女性に飴をいただいたり(日本に似たようなことがありますが)、またある国では、日本と異なりかなり高度で木が1本もないスキー場で文字通り縦横無尽に開放感いっぱいに滑る経験もできました。また、ある国ではスキューバダイビング中にサメに囲まれるというレアな経験もできました。

 

今思えば後先を考えずに過ごしていたのです。それが役に立っているのかというと何とも言えません。

今となってはこんなことはもうできません。そう考えると無駄だったのかどうか。

最近、海外に出かけるだけでなく、国内の旅行にもでかけない人が増えているといった話を耳にします。外に出て初めて気づくことだってあるでしょう。別に旅行に行けというわけではありませんが、実際に見て聞いて触れて感じるといった経験はあってもいいと思うのです。