みはらし図書館へようこそ

新座高校の5Fにある「みはらし図書館」は眺めも本のセレクトも抜群です。
各コーナーには「おすすめの本」がディスプレイされ,まるで本屋さんに来たようです。
行事のあとには動画や写真が展示されていたり、そのシーズンの本が特集された特設コーナーがあったりと本当にわくわくします。休み時間だけの利用ではなく,調べ学習やブックトークも積極的に行われており,新座高校になくてはならない場所です。

ぜひ学校説明会や体験入学の機会にお立ち寄りください。

 ダルちゃん図書館ツアーバナー

 

 

 

 

 

 

 

 

上記のOPACは、株式会社カーリルによる「COVID-19:学校図書館支援プログラム」のサービス無償提供を受けて、運用しています。

「COVID-19:学校図書館支援プログラム」https://blog.calil.jp/2020/04/negima.html(2020年5月15日URL確認)

本の紹介について

新型コロナウィルスの影響で臨時休校が続いています。

いろいろな先生に「こんな時に紹介したい1冊」を募ったところ、

いくつかの本について、文章が寄せられました。

ぜひホームページでも本の紹介をしたいと思います。

本の紹介文データベース

本の紹介文データベース

紹介日 2020/09/01
書名 続 学校に行きたくない君へ 大先輩たちが語る生き方のヒント。
著者 NPO法人全国不登校新聞社(編集)
出版社 ポプラ社
本の紹介文 「自信を持てないのはあなたのせいではまったくないんだ」

「ジグソーパズルにたとえるなら、いま君がいる場所には
君のピースはあてはまっていないかもしれない。でも、それは、
あなたに問題があるわけじゃなくて、そもそもちがうパズルなんです。
ちがう場所に行けば、あなたがカチッとはまるパズルがあるはずです」

この本は、著名人のインタビュー集です。
本から好きな言葉を引用してみました。もし学校に行きたくない気持ちを抱えていて、
誰かに話せない時は、無理をせずに自分の気持ちを受けとめてみては? 
この本には、そんな気持ちを受け止めてくれる言葉がたくさんあります。
今日、学校に来たあなたは、こんな暑いなか学校に来ただけで、実はすごく立派です。
(もう暑くないでしょうか。)

がんばれなくても大丈夫。1日1日、乗り切っていきましょう。
紹介した先生のお名前 松山裕輝(司書)
出版年月 2020年7月
ISBN(半角) 9784591167281
書影
版元ドットコムへのリンク https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784591167281
紹介日 2020/09/01
書名 エヴリデイ
著者 デイヴィッド・レヴィサン(著/文)三辺律子(翻訳)
出版社 小峰書店
本の紹介文 朝めざめるたびに、誰かのからだで1日分の人生を過ごす主人公のお話です。
映画化もしています。

男性だったり、女性だったり、アメフト選手だったり、薬物依存者だったり、双子だったり。
さまざまな人種の同年代のひとの人生を日替わりで生きてきた主人公Aは、
ある時、「リアノン」という女の子に恋をします。

遠くはなれた場所でも、性別が同姓のときも、気持ちは変わりません。
Aは何度もリアノンに会いにいきますが、
毎日姿の変わるAとリアノンの心の距離が近づくにつれて……。

続きはぜひ読んでみてください。すこし前の作品ですが、
おすすめです。
紹介した先生のお名前 松山裕輝(司書)
出版年月 2018年9月
ISBN(半角) 9784338287166
書影
版元ドットコムへのリンク https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784338287166
紹介日 2020/07/20
書名 おちび
著者 エドワード・ケアリー
出版社 東京創元社
本の紹介文 手に取ったひとは「分厚い」というでしょう。
でも、面白い本の場合、分厚いのは良いことです。
その分、長い時間、その物語を楽しむことができます。

主人公のマリーは、父の死後、蝋で人体のパーツをつくる医師のところに
母と一緒に住み込みをはじめますが、すぐに不幸な出来事があり、革命の時代のパリに、
医師とともに移り住みます。
これでもかというくらい起こる様々なタイプの喪失や理不尽な扱い、
そして、たしかな喜びを主人公は静かな目で見て、語りつづけます。

挿画もすばらしいですが、万人向けではないかも。
でも、本だから味わえる世界だと思います。
紹介した先生のお名前 松山裕輝(司書)
出版年月 2019年11月
ISBN(半角) 9784488010980
書影
版元ドットコムへのリンク https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784488010980
紹介日 2020/07/27
書名 しずかな日々
著者 椰月 美智子(著/文)
出版社 講談社
本の紹介文 生徒の皆さんにもこんな夏休みをすごして欲しいなと思いながら読みました。
ラジオ体操、自由研究、学校開放プール...今もあるのかな?
淡々とすすんでいく物語ですが、人の優しさや思いやり、季節がすぎていく切なさ、
そして、戻ってこない毎日と幼い自分の感性の尊さ さが伝わる1冊です。
紹介した先生のお名前 寺沢奈々(英語)
出版年月 2010年6月
ISBN(半角) 9784062766777
書影
版元ドットコムへのリンク https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784062766777
紹介日 2020年5月27日
書名 失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!
著者 大野正人(著/文)
出版社 文響社
本の紹介文 何が「失敗」で、何が「失敗」でないか。
もちろん、捉え方は人それぞれですが、
偉人とされているひとたちも、「失敗」を経て、
偉人とされていることがわかります。
(ライト兄弟のように、偉業達成後の失敗も紹介されています)

ひとの失敗をおもしろおかしく茶化せるのは、
紹介されているほとんどのひとが、亡くなった偉人のせいかもしれません。
(お友達の失敗は茶化さないようにしましょう。)

失敗の多い司書には勇気をくれる1冊でした。
2019年に図書委員が選んだ1冊です。
紹介した先生のお名前 松山裕輝(司書)
出版年月 2018年4月
ISBN(半角) 9784866510590
書影
版元ドットコムへのリンク https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784866510590
紹介日 2020年5月26日
書名 EQトレーニング
著者 髙山 直(著/文)
出版社 日本経済新聞出版社
本の紹介文 EQ(Emotional IntelligenceQuotient)は、
”IQと対比される言葉で「感情をうまく管理し、利用できる能力」「こころの知能指数」のことです”
と本書のカバーには説明があります。

世界経済フォーラムが毎年1月に主催するダボス会議では、
「2020年に必要なビジネススキル トップ10」の
6位に「情緒的知性(Emotional Inteligence)」が挙げられています。(2016年)

本書は、EQの入門書として最適な1冊です。情報量は多くありませんが、
その分、短くてさらっと要点をつかむことができますし、
無料のWEBテストもできて、自分のEQが持つ傾向を把握することができます。

2000年ちかく前のローマ皇帝・マルクス・アウレリウスは
「 他人の魂の中に何が起っているか気をつけていないからといって、そのために不幸になる人はそうたやすく見られるものではない。しかし自分自身の魂のうごきを注意深く見守っていない人は必ず不幸になる。」と『自省録』に書いています。

一方で、EQの12の指標には、「自己自覚力」だけでなく「他者察知力」も含まれています。
どちらを重要視するかは場面ごとに判断が必要でしょうが、きっとどちらも大事にできるなら、それが一番良いのではないでしょうか。
自分と他者の感情を察知し、自分の行いとのバランスを図っていくことは
どんなに年齢を重ねても難しいですが、
もしかしたら、本書からも、そのヒントが得られるのかもしれません。
紹介した先生のお名前 松山裕輝(司書)
出版年月 2020年1月
ISBN(半角) 9784532114169
書影
版元ドットコムへのリンク https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784532114169
紹介日 2020年5月25日
書名 戦争は女の顔をしていない
著者 Aleksievich, Svetlana(著)三浦 みどり(訳) Alexievich Svetlana(著)アレクシエーヴィチ スヴェトラーナ(著 )
出版社 岩波書店(岩波現代文庫)
本の紹介文 著者はジャーナリストとしてノーベル文学賞を受賞した人です。
独ソ戦に従軍した女性兵の言葉を、
反戦でもなく、戦争賛美でもなく、ただそのまま取材したものです。
「戦争とはどんなものか」という事のうちで、なかなか知りにくい一面を
伝えてくれます。
紹介した先生のお名前 野口春河(国語科)
出版年月 2016年2月(2008年に群像社刊あり)
ISBN(半角) 9784006032951
書影
版元ドットコムへのリンク https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784006032951
紹介日 2020年5月22日
書名 紳士と淑女のコロシアム 「競技ダンス」へようこそ
著者 二宮敦人 (著)
出版社 新潮社
本の紹介文 「正装はパンツの上からスクール水着?」「試合中に頭髪が揺れてはならない」
などの表現が出てきて、わりと面白おかしくライトに楽しめる描写もある一方で、
努力をしても報われなかったり、パートナーとうまくいかなったり、そもそもペアを組めない状況があったりと、
かなりシリアスな場面も描かれています。

競技ダンスというと馴染みのない世界に感じるひともいるかもしれませんが、
だからこそ、主人公のワンタロー(大学生)を通して、
知らない世界を見ることができる1冊だと思います。

ちなみに競技ダンスとは、社交ダンスの競技版です。審査員が点数をつけ、その点数で競います。
著者は、もともとホラー小説でデビューした作家ですが、東京藝術大学を描いたノンフィクション『最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―』(こちらも面白いです)なども書いています。

本書は、ノンフィクションではなく、大学の競技ダンスの世界を舞台にした小説です。

競技ダンスへようこそ出版記念!二宮敦人×ロペス対談【前編】
https://www.youtube.com/watch?v=VDbdb1B5LKM

キレキレに踊れる小説家が描く「競技ダンス」の世界へようこそ:二宮敦人インタビュー
https://hon-hikidashi.jp/enjoy/106871/
紹介した先生のお名前 松山裕輝(司書)
出版年月 2020年3月
ISBN(半角) 9784103502920
書影
版元ドットコムへのリンク https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784103502920
紹介日 2020年5月20日
書名 ブルーピリオド
著者 山口 つばさ(著/文)
出版社 講談社
本の紹介文 試し読み
https://afternoon.kodansha.co.jp/c/blueperiod.html

著者インタビュー
https://www.geidai.ac.jp/container/column/geidaibito_005

東京藝術大学(美術部絵画科油彩画)は、
914人が受験して55人だけが受かるような学部です。(2019年)
主人公の八虎は、高校2年生。友達も多くて、勉強もできるような、
わりとなんでもできるタイプなのですが、
ある時、友人たちとサッカーの試合を見ながら、「この感動は誰のものだ」と思います。

「もともとはスポ根を描こうと思っていて、アートのスポ根がなかったのでやってみようと思ったんです」

著者はインタビューで答えています。
「サッカーを見たときの感動」と「自分の手で何かを作った感動」は
どちらが尊いかというと、「どちらも」なのかもしれませんが、
すくなくともこの漫画には、何かに夢中になるときの素晴らしさと苦しさが描かれています。
ぜひ、夢中になれる何かを見つけたいひとに読んでほしいです。

ちなみに2020年5月現在7巻まで刊行中です。(図書館にもあります)
紹介した先生のお名前 松山裕輝(司書)
出版年月 2017年12月(第1巻)
ISBN(半角) 9784065105863
書影
版元ドットコムへのリンク https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784065105863
紹介日 2020年5月19日
書名 「手紙屋」 僕の就職活動を変えた十通の手紙
著者 喜多川 泰(著)
出版社 ディスカヴァー・トゥエンティワン
本の紹介文 この本は就職活動をしている主人公が手紙屋と10通の文通をすることで本当に就きたい就業を見つけていくお話です。
特に手紙屋からのお手紙には、勇気づけられます!
ぜひ読んでみてください。
紹介した先生のお名前
出版年月 2007年8月
ISBN(半角) 9784887595705
書影
版元ドットコムへのリンク https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784887595705
日記
みはらし図書館概要

開館日:授業日(月曜日~金曜日) 9:00~16:50

蔵書冊数
総数:34,084(平成28年度には1125冊を受入)
購入雑誌:24誌、新聞4紙
データベース:1件(朝日けんさくくん)

利用状況
生徒貸出冊数:2,139冊(生徒一人当たり3.9冊)
生徒貸出利用率:21.1%
職員貸出冊数:1,118冊 ※授業単位への貸出も含む

授業利用状況
授業利用単元数:17単元
授業利用時間数:77時間