カテゴリ:今日の出来事

結び柳で祈る、今年の平安 〜初釜〜(茶道部)

作法室の床の間に、初釜のお花「結び柳」が置かれました。

結び柳(むすびやなぎ):初釜の床飾り。柳の枝をたわめ曲げて輪に結び、床の柳釘などに掛けた青竹などの花入から長く垂らしたもの。

「華やかですね」と伝えると、「お家元のものはもっと大きくて、畳に着くぐらいまで立派なものなんですよ」そう屋代先生に教えていただいたので、京都新聞を参考にしたところ、初釜では本当に立派な結び柳を確認することができました。

リンク:京都新聞「表千家の家元 初釜」

柳(やなぎ)という植物は、日本では夏の幽霊などとともに登場する植物ですが、中国では農書『齊民要術』に「正月旦、取楊柳枝著戸上、百鬼不入家」(正月の朝、楊柳の枝を戸口に挿しておけば、百鬼が家に入らない)という記述もあるような縁起物だそうです。

また綰柳(わんりゅう)とも呼ばれるこの「結ぶ」ということについて、「綰(わん)」とは曲げて輪にするという意味があります。柳の枝はしなやかでよく曲がるので輪にし、無事に回転して帰ってこれるように旅中の平安を祈る意味もあるそうです。

昔の中国では人と別れるとき、送る者と送られる者が、双方柳の枝を持って、柳の枝と枝を結び合わせて別れる風習があり、その風習を千利休が送別の花として「鶴一声胡銅鶴首花瓶(つるのひとこえこどうつるくびかへい)」に柳を結んで入れたのが,茶席で用いられた最初ではないかといわれています。

茶道部の部員・顧問だけでなく、新座高校の皆さん、そしてこのホームページをご覧いただいた全ての方々のこの一年が、平安でまたこの初釜の時期に戻って来れることを願い、今月は引き続き結び柳を飾っていきます。

「お茶、出せないんですよね」それでも文化祭で、「さどうをしよう!」(茶道部)

怒涛の文化祭weekも幕を閉じ、本日の閉会式を迎えました。

「お茶、出せないんですよね…」その一言から始まった今年の文化祭でしたが、3年生を中心の企画「そうだ、さどうをしよう」は、よい出し物だったのではないかと感じました。

今年初めての文化祭となった1年生も、友達や先生に対して袱紗(ふくさ)の畳み方を伝授するという目標のもと、茶道の部分稽古を行いました。1学期の間に数多く顔を出してくれていた男子部員たちを中心に、体験に来てくださった先生や友人に粘り強く教え続ける姿がとても印象的でした。

この文化祭がほとんど最後の活動となる3年生は、部長を中心に浴衣を着て部分稽古を行いました。やはり雰囲気が出ていい稽古になります。

「コロナ禍で、制約が多かったとしても発表の場をいただける」そのことに感謝して、特に文化祭を主催してくださった生徒会の役員生徒・先生方には多大なる感謝をしながらの文化祭となりました。

彼ら積み上げたものは…?(茶道部)

本日は屋代先生にお越しいただき、稽古を行いました。稽古後には男子3名と共に作法室の掃除を行いました。

そんな時に作法室前に、大量の段ボールが積み上がっているのを発見!!

嫌な顔1つせず、プリント用の紙の入った大量の段ボール運びを手伝ってくれました。

ここで3人が積み上げたのはもちろんダンボールですが、同時に徳を積むこともできたのではないかと思います。

徳を積む:人を明るくすること。人を笑顔にすること。

自分たちが行動を起こすことで、周りが明るくなる・笑顔になるようなことをすること、それが徳を積むことだと思います。「日頃の行い」という言葉を「いい行い」の時に使い、進路指導の合言葉にもなっている「コツコツが勝つコツ」を体現してくれた彼らに感謝です。

茶逢知己喫(茶道部)

今日初めて知った言葉の中に「一客一亭」というものがあります。

今日は参加可能な生徒が入れ替わり、そして多くなく…といった感じだったので、そんな言葉を教わるとても良い機会となりました。

親しい人を1人だけ招いた場合、客を一人にせず、その後自分自身にもお茶を点てる。タイトルの「茶は知己に逢いて喫す」の言葉通り、茶は親しい友人と飲む(のが良い)ということでしょうか。お茶を知っている親しい人と飲むお茶の美味しさ・その時の楽しさは格別だという意味とも取れますね。

来週は一客一亭ではなく、お茶を知っている多くの親しい人と、お茶の時間を共にできればと思っています。