校長ブログ
祭の後
第51回落葉祭(文化祭)が閉式しました。
最後に全校生徒で歌っている姿は感動させられました。
一般公開では、天候が悪い中、900名を超える一般来場の方をお迎えすることができました。
ありがとうございました。
こういった学校行事は、企画や準備に長い時間をかけているのに、当日を迎えるとあっという間に終わってしまいます。
各教室や体育館など、それぞれ工夫された装飾で埋められていたのに、もう跡形もありません。
個人的な好みになって申し訳ありませんが、私自身、本番が終わった後のステージから、誰もいなくなった客席を眺めるのが大好きです。ほんの数時間前まではここにお客さんがいて、ステージを見ていたのに、もうそこには誰もいない。ステージの上にあったものも片付いてしまっている。
そんなはかなさもイベントのよさの一つのような気がしています。
明日以降、またいつもの教室であり、いつもの体育館。日常が戻ってくるのです。
それでも生徒の皆さんの中に昨日までとは違う何かを感じているのではないでしょうか。
だからこそ、時間をかけた準備に大きな意味があるのと思うのです。
落葉祭 校内公開
第51回落葉祭(文化祭)開幕です。
オープニングは和太鼓演奏。会場はすでに大きく盛り上がっていました。
開会式の後は校内公開。今日はお互いに発表や展示を見る日でした。
これを書いている今、明日に向けてのリハーサルの音が聞こえています。
明日は一般のお客様をお迎えする日です。
かたち
今、本校では落葉祭(文化祭)の準備がすすんでいます。
昨日、ある学校の周年行事に参加させていただきました。そこで生徒代表として生徒会長があいさつをしていました。その中で、「無形の伝統」という言葉を使っていました。
「伝統」には有形無形様々なものがあり、これと似たものに「習慣」や「風習」等があります。学校は、創立以来毎年多くの生徒が入学してきて、そこで学校生活を送ります。そのなかで長い時間をかけてその学校の「伝統」ができてくるものでしょう。「伝統」は実際にできるかどうかは別として、あえて意図的に作ろうとする場合もあるかもしれません。しかし、ほとんどの場合、結果として「伝統」になっていたというものなのでしょう。
生徒自身が意識していなくても、実はそれは「伝統」となっていることだった、というものもあるでしょう。文化祭などの行事の中にもあるかもしれません。
では、本校の目に見えない「伝統」、「無形の伝統」とは何なのでしょう。昨日の周年行事中、皆さんだったらどう答えるか、どこかで聞いてみたいなと感じたのです。
9月21日(土) 学校説明会 ご参加ありがとうございました。
今年度第2回学校説明会を行いました。
中学生・保護者合計62組115名の方にご参加いただきました。
学校概要や進路指導等の説明のほか、生徒会役員の生徒による学校紹介や部活動生徒による校内案内等を実施しました。
体育館が会場であり、予想以上に気温が高いなかでの実施となり申し訳ありませんでした。
本日の説明会を、高校とはどういう場所か、学校選択をどうしていったらよいかを知る一助としていただければと考えています。
本日のご参加、ありがとうございました。
お客様を迎えるということ
2学期の始業式で、「見えないところ」に力を入れる、「準備」を周到に行う話をしました。その中で文化祭における準備についても触れました。10月に行われる落葉祭(文化祭)に向けて、生徒の皆さんは今文字通り準備をしているところでしょう。
一般公開はもちろん、校内公開であっても各企画に対してお客様をお迎えすることに変わりはありません。来場する方にとってみれば、その場の対応や発表がすべてであって、それまでにどれだけの準備や練習があったかは知る由もないわけです。
ステージ発表で考えてみましょう。お客様は発表会場に足を運び、発表を見て、会場を後にします。発表を見るためには決められた発表時間に間に合うように会場に行かねばなりません。つまり、家などを出てからまた家に戻るまで、一定の時間その発表のために時間を確保することになるわけです。その方の時間を使わせていただいていることになるわけです。発表する側は楽しいという意識が主になるのかもしれません。しかし同時に他人の時間を使わせていただいているということを忘れてはいけないのではないでしょうか。
文化祭当日まで限られた時間ではありますが、どこかで来場される方の時間を使わせていただいているという意識をもって準備を進めてほしいと思っています。