校長ブログ
与えてくれる力
前回の話の視点を変えて。
先日、野球部を応援しに球場に出かけました。
今日は、校内で行われた吹奏楽部のコンサートと軽音楽部のライブも拝見しました。
野球の試合の後、「生徒たちは持っている以上の力を発揮していた」と伺い、また、「新座高校の応援は素晴らしかった」との声も頂戴しました。また、吹奏楽部のコンサートには教室に入りきらずに廊下から見ている人もいました。吹奏楽部のライブでは、曲にあわせて手拍子をしている生徒たちが大勢いました。
【持っている以上の力】は何によって発揮されるのでしょう。会場の空気感によるところも多いのではないでしょうか。そしてその空気感は会場に来ている観客が作り出しているような気がしています。
もちろん、その日のために練習を積んでいるからこそ力を出せるわけでしょう。そこに観客の声や視線、またエネルギーなどを意識無意識に受け取って大きな力がプラスされているともいえると思うのです。
何かに取り組むとき、孤独を感じる場面があるかもしれません。しかし、周りの誰かが力を貸してくれているかもしれませんし、皆さんが誰かの力になっていることだってあるかもしれないのです。
【力】は目に見えません。それでも確かにそこに存在しているのです。
食わず嫌い
運動部では、夏の大会が開催されています。その中には関係者や一般に開放されている大会も増えてきているようです。
そういった大会を観戦した経験はあるでしょうか。
同様に、文化部についてはどうでしょう。こちらも発表会やコンクールなど、部ごとに開催されているのを知っていますか。そしてこちらにも足を運んだ経験があるでしょうか。
6月19日(水)に、「第41回埼玉県高等学校総合文化祭開会式・第48回全国高等学校総合文化祭壮行会」が埼玉会館で行われました。文化部が一堂に会して、各大会の開会式を行い、あわせて今年度の全国大会の壮行会を行うものです。
具体的には「音楽(合唱・吹奏楽・器楽・管弦楽)」「美術」「書道」「写真」「演劇」「邦楽」「郷土芸能」「マーチングバンド・バトントワリング」「将棋」「囲碁」「かるた」「新聞」「放送」「アマチュア無線」「文芸」「科学」の各部門のが該当しています。
普段はそれぞれの専門部ごとに活動しているのですが、この日は交流を兼ねて集まっています。なかなかお互いの活動を見る機会はないので、貴重な経験ができているのではないでしょうか。
さて、個人的に美術館や演奏会に出かける場合もあるでしょう。しかし、みなさんと同じ高校生が芸術文化活動を通して活躍している姿に、直接触れる機会はそう多くはないのではないですか。一般に開かれている大会は限られているかもしれませんが、例えば落葉祭(文化祭)で文化部の作品を見るときにでも大会日程を聞いてみたらどうでしょう。そこで思わぬ発見があるかもしれません。
運動部でもそうです。個人的に応援しているチームがあったりという場合もあるかもしれません。それでも仲間が活躍している姿を生で見る機会だってそう多くはありません。仲間の意外な面が見られるかもしれません。
まずは見てみること。そんなにハードルは高くないのではないでしょうか。
自立
6月12日(水)に今年度第1回学校評議員会・学校評価懇話会が行われました。
授業見学ではほとんどの教室をご覧くださり、生徒の姿も見ていただけました。
意見交換をしている中で、ある委員のご意見に、「日々のコミュニケーションや将来の目標立てを早期に教えることが大切である」というものがありました。
我々は、毎日目の前の出来事におわれ、夢や目標を目指していくことを忘れてしまいがちです。皆さんは、自分の夢や目標をどれくらい意識して生活しているのでしょう。学校から帰るとくたくたでそのまま就寝なんていう日もあるのでしょうか。そんな中でも本校の先生方は、皆さんの将来について様々な材料を提供したり話したりしてくれているのではないでしょうか。
これまでに本校を卒業していった先輩たちは、今様々な世界で活躍してくれていると思います。中には高校生の時に持っていた夢や目標とは異なる場所で活躍している人もいるでしょう。それでも何かの折に現状報告をしてくれると、元担任としてはうれしいものです。もちろん元担任を喜ばすために活躍しているわけではないのは当然ですが。
令和6年度の1学期も終盤です。夢や目標の達成に向けて今学期はどれだけ自らを磨く時間に使いましたか。多くの人の力を借りながら過ごしていくことをとおして、社会に旅立つために自分の力で立てるよう、ここでここまでの過ごし方を振り返ってみましょう。
一つになる
6月7日(金)に体育祭が実施されました。当初予定されていた日が天候不良のため、延期されての開催でした。
開会式の前の点呼の際、担任の先生方を巻き込んでのパフォーマンスにまずは驚かされました。
その後はどの種目においても生徒の皆さんのエネルギーが感じられた見ごたえのある体育祭だといえると思います。
過日、国立競技場でラグビーの試合を見る機会がありました。選手たちの動きに会場がどよめいたり拍手がおこったり、チームに関係なく応援している様子は、まさに会場が一体になっていることを感じさせ、いい時間を過ごせたなという感想を持てたのです。
体育祭の中でも、リレーや応援合戦等、クラスを超えて応援している姿、声をかけている姿がが見られました。その感想もあって、講評の際に「一つになる」ことは大事でありこの経験はいずれ形になって表れると話し、あわせて私なりに考えた団旗と応援合戦の評価観点をお伝えしたのですが、どうだったでしょう。
これからは落葉祭(文化祭)の企画と準備へと進んでいくのでしょう。改めて「一つになった」展示・発表となることを期待しています。
自分でやってみること
本日5月31日は体育祭の予定だったが、天候不良のため延期となりました。
先日埼玉県芸術文化振興財団の 理事長さんと彩の国さいたま芸術劇場の館長さんとお会いしました。その中で、生徒の皆さんにお客さんとして来場してほしいというお話がありました。
生徒の皆さんは、これまで何回ぐらい劇場に出かけたことがあるのでしょう。映画館なら何度もあっても、劇場は全くないという人も多いかもしれません。映画だって自宅で見る手段はいくらでもあるわけですから、映画館だってほとんど行かないという人はこちらが思っている以上多いのかもしれません。
劇場に足を運ぶとしても、チケットの代金は結構高いもの。さらにかなり前から日程を調整しておく必要だってあるわけで。こういったことが劇場に行く機会を減らす原因にもなってしまうのでしょう。
それでも、どういった形でもいいから出かけてみてほしいと思っています。それが好きな芸能人目当てであってもいいし、たまたま無料招待だったからであってもいいのです。劇場という空間に身を置き、その空気を感じてくれたのなら。実際に自ら足を運ぶことで感じることがきっとあるはずです。それは直接その人の生活には影響はないかもしれませんが、何かしらの形で残っていくことでしょう。
体育祭は1週間先になりました。しかし昨日の予行を見て、生徒諸君がこれまで準備してきたことが形になっているのだなあと感じさせられました。みんなが自分でやってきたからこそ昨日を迎えられたはずです。この延期を好機と考え、本番を迎えてください。
映画館でも劇場でも、開演時に客電が落ちる時が私は好きです。それから劇場で本番が終わった後、お客さんが帰り、舞台上の撤収もすんだ何もない舞台上に立って劇場内を見渡すときも。
自分で実際にやってみてこそ感じるその感覚は、何にも代えがたい価値があるはずです。そんな感覚をみんなにもたくさん味わってほしいと思うのです。