校長ブログ
交通安全教室
本日1,2年生の生徒向けに「交通安全教室」を体育館で換気をしながら行いました。
生活委員会の生徒2名が司会を務め、元気な挨拶から始まりました。
講師の方は、日本自動車連盟(JAF)埼玉支部からご来校いただきました。
生徒の自転車運転のマナー向上と事故防止を目的に「一緒に考えてみよう」という呼びかけから講演が始まりました。プロジェクターを使い、交通事故の統計から、埼玉県での交通事故の様子の説明がありました。中でも「自転車での自動車との事故」の動画では頭がフロントガラスにぶつかり、その後頭から道路に落ちる様子を確認することができました。
まとめとして次の3点について説明がありました。
1 交通ルールを守る「意識」を持つ
2 交通安全を守る「行動」をする
3 「責任」を持つ
おわりに、生活委員会の生徒1名がお礼を述べ、「今後マナーを守り事故防止に気を付ける。」との言葉がありました。とても生徒にとり有意義な「交通安全教室」になりました。
第47回 卒業証書授与式
春うららかな今日のよき日に、本校の第47回卒業証書授与式を体育館にて、感染予防対策を行い、実施しました。
生徒会長の送辞では先輩たちへの憧れそして後を引き継ぐ決意が表明されました。卒業生の答辞では3年間の学校生活を振り返り、お世話になったすべての方々への感謝と卒業後もそれぞれの道で頑張る決意が伝えられました。とても良い内容で思わず眼がしらが熱くなりました。
私からも卒業生へのはなむけの言葉と保護者の方々に感謝を伝えました。以下に式辞を載せますのでご一読頂けましたら幸いです。
式 辞
あたたかな春の日差しが降り注ぎ、校内の桜の花もまもなく咲き始める今日の佳き日に、多くの保護者の皆様方のご列席を賜り、本日、「第四十七回卒業証書授与式」を挙行できますことは、卒業生はもとより、私たち教職員にとりましても、この上のない喜びでございます。心より厚く感謝を申し上げます。
ただ今、卒業証書を授与致しました一七十一名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。本日より、一万人以上いる本校卒業生の仲間入りとなりました。
さて、卒業生のみなさんは、中学校までは順調に学校生活を送ってきました。ところが、世界的なコロナ禍となり、1年生の3月から、2年生では4月5月と臨時休業となりました。このままでは学校生活や3年生となり進路はどうなってしまうのだろうと不安に思った人も多かったのではないでしょうか。
しかしながら、卒業生のみなさんは、2年生から担任の先生方からのICTを活用した面談を行い、コミュニケーションをとり始めました。卒業生のみなさんは自分でもいろいろと考える時間ができて行動することができたと思います。それ故6月から始まった学校生活にもすぐに順応することができたのではないでしょうか。
ここ2年間、コロナウィルス感染拡大防止の制限がある中、今までとは違う形式の体育祭、落葉祭に主体的に参加し行事を盛り上げてくれました。特に、応援合戦での卒業生のみなさんの1,2年生に対する「リーダーシップ」は素晴らしいもので伝統のある新座高校を実感できるものでした。私はその「リーダーシップ」に感動しました。
さて、これから卒業生のみなさんは進学する人、就職する人に分かれますが、最終的には「大きく変わる世の中」に出ることになります。時代の変化に対応して自分を変えて社会を生き抜くことが必要です。そこで私から次の3つのことを伝えたいと思います。
1つ目は、「自分」を大切にして、新座高校で身に付けた「自分で考えて行動する力」を発揮して人生を歩んでいってほしいということです。ここで、新座市出身で東京オリンピックにも出場した三宅宏実(みやけ ひろみ)選手を紹介します。彼女はこれまで2つのオリンピックで銀メダル、銅メダルを獲得しました。彼女は次のように言っています。「私は目標設定ができたので時間を忘れ、大好きな重量挙げに無我夢中になることができました。」卒業生のみなさんも好きなことを見つけ努力を重ねて人生を歩んでください。
2つ目は、「他人」を大切にして、「思いやり」を持って人と接して、共に「幸せ」になってほしいということです。ここで東京オリンピックのバドミントン混合ダブルスで一つ年上の先輩である東野有紗選手と銅メダルを獲得した渡辺 雄太(わたなべ ゆうた)選手を紹介します。彼は次のように言っています。「僕は混合ダブルスの準決勝に敗れ、とても先のことを考える気持ちにはなれなかった。それでも銅メダルをかけた戦いがやってくる。残された最後のチャンスだ。」渡辺選手ははともに戦う東野選手の気持ちを想像してみたそうです。「先輩はきっと切り替えている。どんな状況でもコートに立てば強い気持ちで戦ってくれる。そう信じていました。あとは自分がどれだけ切り替えられるかだなと……」。そして激戦を制し見事に銅メダルを獲得しました。みなさんも相手のためにも、自分のためにも「思いやり」を大切にして行動してください。
3つ目は、今後は、広く社会の一員としての「自覚」と「責任」を持ち、「より良い社会づくり」に貢献してほしいということです。ここで東京オリンピック・パラリンピックの招致成功に貢献し、自ら東京パラリンピックに出場した谷 真海(たに まみ)選手を紹介します。彼女はオリ・パラ招致を決めるスピーチでIOC委員の方々に向けて次のように言っています。「私は19歳のとき骨肉腫で右足の膝下を失い、一度は絶望の淵に沈みましたが陸上競技によって救われました。そして宮城県気仙沼市で暮らす自分の家族が東日本大震災で被災したつらい経験をしましたが、仲間たちと被災地の復興支援ために現地に行きました。そこで彼女はスポーツを通して被災者を元気づけるという大きな役割を果たしました。」その後、彼女は障がいのある人も、障がいのない人も一緒に生活できる「共生社会」について講演活動を行い、「より良い社会づくり」に貢献しています。卒業生のみなさんも自分がする仕事や活動で社会の役に立ってください。
人生には、良い時期もあれば、今回のコロナ禍など大変な時期もあります。時に、自分の力だけではどうにもできないことが起きます。でもやまない雨はありません。必ず晴れの日が来ます。三宅宏実さん、渡辺勇大さんや谷真海(たに まみ)さんのように、人としてどのように生きるかをよく考えてから行動し、多様な人々と一緒に「豊かな社会」を築いてください。「みんなの心が共に響きあう学校」新座高校で学んだことがきっとこれからの人生に役に立つと思います。人生に対して前向きに考え、世の中のたくさんの人々と出会い、仕事や活動をしてください。そうすれば、必ず、あなたにとっても、日本、世界の人々にとっても「より良い未来」が開けていくものと、私は信じています。
保護者の皆さま方には三年間学校へのご理解・ご協力をいただきまして誠にありがとうございました。心よりお子様のご卒業をお祝い申し上げます。今日の日を迎えさぞかし肩の荷が下り安堵されていることでしょう。お子様のこれからの活躍を見守ってください。
結びに、将来、卒業生の全員が、「自分の人生も、世の中も、より良い方向に進んでいるな」と感じ、幸せな人生を過ごしていることを祈念し、式辞といたします。
令和四年三月十一日
令和3年度 第2回 学校評議員会・学校評価懇話会を行いました
昨日2月9日(水)に感染対策をするとともに、参加人数を減らし、一部オンラインを使用し、短時間で行いました。コロナ感染防止のため、学校評議員の特別養護老人ホーム理事長の新井様からは書面にてご意見をいただきました。当日の参加者は学校評議員の大学教授の高井良先生、中学校長の和久井先生、小学校長の川南先生と校長、教頭、事務長の6人でした。次第は次の通りです。
司会:教頭
1 自己紹介:各自
2 挨拶及び教育活動報告:校長
3 活動状況等の説明(学校自己評価システムシート):教頭
4 意見交換:学校評議員
5 諸連絡
「2 挨拶及び教育活動報告」では、私から次の4つのことについてお話ししました。
(1)学習:成績優良者が20名以上増加、学び合い学習の効果あり。
しかしまだ課題もある。
(2)進路:進学、就職に積極的にチャレンジし合格・内定する生徒数が増加
大学進学者40名(昨年度は26名)
都内の信用金庫、デパート、その他地域の企業など
(3)社会心理:3年間かけて、「コミュニケーション力」、「(相手を)思い合う力」、「自己
コントロール力」が向上し、自己肯定感も向上し、学校満足度も向上。
(4)健康:コロナの影響もあり、遅刻・欠席は増えたが、学校に通うことができている。
今年度の学校の取り組み(授業、学校行事、部活動、生徒指導、進路指導、地域との連携など)については各学校評議員の方から高い評価をいただき、これらの取り組みを続けてほしいとのコメントをいただきました。
高井良先生は、長い間、本校の授業研究プロジェクトに大学生・大学院生を連れて参加していただいており、本校の実情をよくご存じです。
和久井先生は、近くの学校なのでお互いによく意見交換させていただいています。学校がとても近いので体育祭の時は生徒の声援が聞こえ、お互い生徒の良い刺激になっています。
川南先生は、ダンス部の練習の場所として体育館をお借りしており、コロナ前には小学生の前でダンス部がダンスを披露したことがあります。
各学校評議員の方から、コロナが収束したら、授業研究会プロジェクトへの参加、小学校と高校、中学校と高校との交流(児童・生徒、教職員)をしたいとのうれしいお言葉をいただきました。ご意見をいただきました学校評議員の方、ご参加いただきました学校評議員の先生方、誠にありがとうございました。
第5回 学校説明会 感染防止対策を取り体育館で実施
埼玉県教育委員会からの指示のもと「県立学校版 新型コロナウィルス感防止対策ガイドライン」に基づき体育館で実施しました。日程は次の通りです。
<次第>
・校長挨拶
「新座高校はとてもいい学校です。」
生徒の学校満足度:83.3%、保護者の学校満足度:95.4%
・学校概要説明(教務主任)
詳しくは本校のホームページの「令和4年度 学校案内」をご覧ください
・生徒による学校紹介(生徒会生徒2名)
・入学者選抜説明(教頭)
「学習点など(中学校の成績・特別活動、その他の成績)、学力検査の得点、面接点」
面接の練習をしておいてください。
・入試アドバイス(国・社・数・理・英)(各教科の先生)
スポーツに例えて以下のアドバイスがありました。
1 教科書で学習する(練習)、2 過去問を繰り返し解く(練習試合)、
3 受検ノートを作る(ミスをなくす)、4 あきらめないで最後まで頑張る(粘る)
・文化祭ダイジェスト上映 上映後、中学生から拍手が起こりました
・アンケート記入
※感染の影響を考えて、「校内見学・個別相談」は中止しました。
中学生のみなさん、寒い時期です。体調管理に気を付けて受験勉強頑張ってください。
4月に新座高校の生徒となり、みなさんと会えることを楽しみにしています。
本校ダンス部が第十三回全国高等学校ダンスドリル冬季大会で2位になりました!
1月16日(日)東京の武蔵野の森 総合スポーツプラザで開催された第十三回全国高等学校ダンスドリル冬季大会(Dance Drill Winter Cup 2022)に本校ダンス部が出場しました。私も観覧しましたが、さすがに全国大会だけあって、どの学校のダンスも素晴らしいものでした。そんな中、本校の生徒たちは自分たちの持っているすべての力を出し切り満面の笑顔でキレッキレのダンスをすることができました。そして閉会式となり、HIPHOP女子部門Medium 編成の部で「全国2位」を獲得することができました。これも部員たちの日頃の練習と、保護者の皆さま、顧問、コーチほか、練習場所をお借りしている池田小学校など、関係するすべての方々のおかげです。誠にありがとうございました。新座高校の生徒たちは「大きく成長しています」。