2020年5月の記事一覧

キャリアサポート(通級による指導)について

 本校では、埼玉県教育委員会の支援を受け、「キャリアサポート(通級による指導)」を行っています。これは学校側が学校生活で苦労している生徒を集約し、生徒・保護者の同意を得て毎週水曜日の放課後に指導するものです。本校の先生に加えて、臨床心理士の先生や特別支援学校の先生にも参加していただき、和やかな雰囲気の中、一緒に生徒に寄り添い専門的な視点から指導していただいています。

 内容は以下の通りです。

1年生:「自己理解とコミュニケーション」

2年生:「人間関係の形成とセルフコントロール」

3年生:「進路」

 指導を受けた生徒たちは順調に成長し、「キャリアサポート」に対して満足度が高いと言っています。また、ホームルーム担任からは、指導を受けた生徒たちのコミュニケーション力が上がったという評価を受けています。

 「キャリアサポート」で行っている様々なトレーニングは、現在対象となっている生徒以外にも有効であり、今後は、全校の生徒たちに広げていきたいと思います。

 

「自分のあり方・生き方」を考えることは、自分と周囲の人々を『幸せ』にすることにつながる。(その1)

 社会の中でいろいろな人々と上手につき合い生きていくのは大人でも大変なことです。でも、もしいくつかの「スキル(技術)」を身につけることができれば、「幸せに生活することができる」としたらどうでしょう。生徒の皆さんは興味がありますか。「EQ(こころの知能指数)の高い子供に育てるために」(扶桑社)という本を読んでみました。以下にそれらの「スキル(技術)」を紹介します。1から11まであります。自分にあてはめて考えてみてください。

 

1 共感(他の人の考え・主張に、全くそうだと感ずること)

2 自分の気持ちを表現し、他の人の気持ちを理解する

3 「感情(喜び、怒り、哀しみ、楽しさ)」のコントロール

4 自立性(他者の支援なしに自分の力で物事を行うこと)

5 順応性(環境や境遇の変化に慣れること)

6 他の人に「好感(よい感じ)」を持たれること

7 人間関係の問題解決力

8 根気(一つのことを長く続けて行う気力)

9 親しみやすさ

10 他の人への親切

11  他の人への「敬意(相手に対する尊敬の気持ち)」

 

 生徒の皆さんは、自分のことを考えてみていくつ当てはまりましたか。上に書いてあることと見てみると、自分のことと他の人との接し方の大きく2つに分かれますね。高校生のうちにこれらの力を身に着けて向上させるといいですね。一緒に考えていきましょう。 

 

 

「やりたいことリスト」を作ってみよう!

   今回は「やりたいことリスト」のお話です。まだまだ自宅で過ごす日々が続きますね。今回も「前向きに」考えて、「やりたいことリスト」を作ってみてはどうでしょうか。思いついたことをノートや手帳に書いてみましょう。私も考えてみたので以下に紹介します。

〇「今年中にやりたいこと」

1  本校の授業・部活動を見学して頑張っている生徒についてたくさん話をする。(仕事)

2 本校のバドミントン部の先生と一緒に生徒とシャトルを打ち合う(ノックを含む)。(仕事)

3 本校の3年生の面接指導を行い、生徒一人ひとりに合ったアドバイスする。(仕事)

4 地元のバドミントンクラブの活動が再開されたら、仲間と思いっきりバドミントンをする。(プライベート) 

5 友達、仲間と楽しい食事会をする。(プライベート)

〇「来年やりたいこと」

6 本校の卒業式や終業式でたくさんの生徒たちに「卒業・進級おめでとう」を言う。(仕事)                              

7 東京オリンピックのバドミントンの試合観戦(チケットがないのでテレビで)を楽しむ。(プライベート)

〇「将来やりたいこと」

8 高校生に学び合いを深めさせ、たくさんの「社会で活躍できる人」を育てる。(仕事)

9 高校生に「人生いろいろ大変なこともあるけど、楽しいこともたくさんある。」ことを言い続ける。(仕事)

10 日本全国の名所旧跡(美しい景色や由緒ある場所のこと)をゆっくりと旅行する。(プライベート)                               

 

 考えるポイントは、「すぐにできること」、「来年やること」、「もう少し先にやること」に分けることです。ライフワークに合わせ、無理なく分けてリストを作るとよいかなと思います。

 さあ、今度は生徒の皆さんの番です。学校が再開したら、是非、見せに来てください。そんな平穏な日々が戻り、生徒の皆さんに会うことを楽しみにしています。