2021年1月の記事一覧

「令和2年度 学校説明会 校長あいさつ」 1月16日(土)リモートにて実施

 中学生、保護者のみなさん、おはようございます。校長の横山和良(よこやま かずよし)と申します。よろしくお願いします。本日は、休みのところ、本校の学校説明会に参加していただきまして、誠にありがとうございます。コロナウィルス感染拡大防止については3密を避け、換気、消毒を行い実施させていただきます。もし具合が悪くなった時には、近くの教職員に声をかけてください。

 

 さて、本日は中学生、保護者の皆さんに3つのことについてお話します。

 

 1つ目は、「新座高校は変わってきている。とても良くなっている。」ということです。

 私は4月に校長として新座高校に着任して、新座市長をはじめ、近隣の小中学校の校長先生、PTAの役員の方とお話することができました。その中で多くの方から、「新座高校は変わってきている。とても良くなっている。」とのお話を伺いました。校長としてとてもうれしく感じました。私なりに以下の3つについて分析してみました。

(1)生徒の変化です。落ち着いて授業に取り組む生徒が増えている。また、学校行事や部活動に日々努力を重ねて成長している生徒が増えています。いい生徒たちです。

(2)教職員の変化です。本校の教職員は生徒との人間関係づくりを大切にしています。また、一人ひとりの生徒を伸ばすために「考える力をつける学習指導」、「対話のある生徒指導」、「1年生から進める大学・短大・専門学校への進学指導及び就職指導」を進めています。本日は5教科の先生から中学生に寄り添った入試アドバイスがあります。また、個別相談では優しく対応してくれます。何か聞きたいことがあれば個別相談にお立ち寄りください。いい先生たちです。

(3)学習環境の変化です。広いグランド、たくさんの教室に加え、教室棟のトイレが新しくなりました。生徒のみなさんは、良い環境で授業を受け、学校行事を楽しむことができます。いい学習環境です。

 

 2つ目は「新座高校は、自分の力を伸ばすことができ、充実した学校生活が送れる楽しい学校です。」ということです。 

   学校案内の4ページを開けてください。まずは、「授業」です。授業は少人数で行うことが多く、分からない時には先生に聞くことができます。そして先生またペアワーク、グループワークを入れて「考える・話し合う」活動を中心に行っています。

 続いて学校案内の6ページを開けてください。次に「学校行事」です。特に、体育祭、文化祭に生徒たちは熱心に取り組んでいます。体育祭では伝統行事の縦割りブロックで行う応援合戦は最大の見せ場であり、多くの生徒が「達成感」、「連帯感」を感じることができる行事です。また、修学旅行は沖縄に行き、民泊体験をして現地の家庭に泊まり、現地の方と一緒に生活し、直にその土地の文化、風習を体験することができ、とても生徒たちから好評です。

 続いて学校案内の8ページを開けてください。次に「部活動」です。たくさんの運動部、文化部があり、放課後熱心に活動しています。

 学校評価アンケートの質問「新座高校に入学してよかった。」と回答した生徒は、コロナ禍にもかかわらず、80%を超えました。生徒の満足度が高い学校です。

 

 3つ目は、「新座高校は生徒一人一人の進路希望を実現させる普通科高校である。」ということです。

 学校案内の10、11ページを開いてください。本校はここ新座の地に設立された48年目の公立の普通科高校です。本校には大学、短期大学、専門学校、就職の希望を持った生徒が入学します。そのため、しっかりとした進路指導をしており、とても高い進路決定率となっています。具体的には、1年生から適性検査や進路学習、ガイダンスを行っています。また、毎年、担任の先生との2者面談、保護者を交えての3者面談を行い、生徒一人一人が自分の将来についてじっくり考える時間を取ります。多くの生徒たちは、健康管理に気をつけて学校を休まず、前向きに授業に取り組んでいます。それに加えて学校行事、委員会、部活動で頑張り、自分の自己PRポイントをつくっています。多くの学校・企業が学校での前向きな取り組みを評価してくれ、合格または内定をいただいています。

 

 最後に、「本校の進路指導についての状況」と「進学に関するエピソード」を紹介します。

令和2年度(12月22日時点)では、全体の決定率89%です。その内訳は、進学の決定率95%、就職の決定率82%です。就職には公務員として自衛隊合格の3名を含みます。今年の3年生は、「3年間を通して自分の進路を自分で選択できる力をつけ行動できる。」ように指導を続けてきました。

4年生大学の主な合格先としては、

 跡見学園女子大学、白百合女子大学、城西大学、尚美学園大学、駿河台大学、大東文化大学、東京国際大学、東京女子体育大学などです。

  続いて「看護の学校に合格した生徒に関するエピソード」を2つお話します。

 1つ目のエピソードは、川口市立看護専門学校に公募制推薦で合格した生徒についての話です。彼女は新座高校に入学して看護の道を進むことを決意しました。それから日頃の勉強を続け学校の成績を上げるよう努力を続けました。看護の学校を調べて市立の学校があることを知り、試験のレベルが高いけど、授業料がリーズナブルな看護学校であることが分かりました。それから何が何でもこの学校へ行くと強い気持ちを持ち、先生方との面接指導、受験指導を受けて見事に「合格」を勝ち取りました。

 2つ目のエピソードは、大東文化大学スポーツ・健康科学部看護学科に合格した生徒についての話です。彼も新座高校に入学して看護の道を進むことを希望していました。日頃の勉強を続け、先生方との面接指導、小論文指導を何回も受けて準備をしました。AO公募制入試では一度不合格になりましたが、あきらめずにチャレンジをして見事に「合格」を勝ち取りました。

 

 校長として、それぞれの進路実現に向けてチャレンジする生徒がいることは、とてもうれしいことでした。

 

 新座高校は、「規律があり楽しい学校」です。自分の目標に向かい努力する生徒たち、高校3年間を1人前になるまでの過程と捉えてうまく進むように世話をやき助けて導いてくれる教職員がたくさんいます。

 

 「新しい新座高校」を作るのは「生徒と教職員」です。是非、中学生の皆さん、新座高校に入学してください。他の生徒と教職員と良い信頼関係をつくり「よりよい新座高校」を一緒につくっていきましょう。

 

以上で終わります。