2023年3月の記事一覧
3月24日(金)第3学期終業式 校長のことば
校内は桜が満開でとてもきれいです。そんな中、体育館にて 第3学期終業式を行いました。
「校長のことば」を掲載します。ご一読いただけましたら幸いです
内容は次のとおりです。
1 1年間を3つの視点からの振り返り
・自分が「成長」することができましたか。
・お互いに「成長」することができましたか。
・「より良い学校づくり」に協力することができましたか。
人と比べる必要はありません。自分で一歩一歩成長したと感じるとともに、一所懸命に努力したなら自分を
『よくやったね』とほめてください。
2 3年生の頑張り~あなたもできます(You can do it!)
3月10日(金)に161名の3年生の生徒が「笑顔で」卒業していきました。
3年生は自分の進路先について一所懸命に考えて、友人・先生・保護者の方々からのサポートを受けて
挑戦することを選び、努力を重ね、自分の希望する進路先の合格・内定を勝ち取ることができました。
1,2年生のみなさんも、「成長する」、「意識が変わる」、「行動する」、「乗り越える」ことができます。
3 「スラムダンク勝利学」~映画「スラムダンク」
「勝利」とは、自分が変化すること、いろいろな考え方をすることです。
授業なら、自分が学習を重ねる、友人におしえてもらう、分からない生徒に教えてあげ、
クラスの全生徒ができるようになる。
授業でも、実は、みなさんは、「勝利」を手にしているのです。
「あいさつ」や「(感謝の)ありがとう」が、大切です。
さあ、生徒のみなさん、楽しい高校生活にするために、友人や先生に「おはようございます」、「こんにちは」、「さようなら」とあいさつし、「ありがとう(ございました)」と感謝を伝えましょう!
おわりに、
生徒のみなさんに「七転び八起き」という言葉を贈ります。「何度、失敗しても、あきらめずに努力する」という意味です。前向きな考え方」を身に付け、「努力」を続けていれば、「幸せ」に近づくことができると思います。
もう少しでコロナが収束し、普段の学校生活が戻りそうです。新座高校生、ガンバレ!
以上で終わります
3月10㈮ 第48回卒業証書授与式を挙行しました
本日、本校体育館にて第48回 卒業証書授与式を挙行しました。多数の保護者の皆様のご列席があり、教職員と1,2年生の生徒代表の生徒会長で温かな雰囲気の中で行いました。卒業生の今後の活躍を期待しています。卒業生の保護者の皆さま、本日はありがとうございました。以下に「式辞」を載せましたので、ご一読頂けましたら幸いです。
「式 辞」
春のうららかな陽光が降り注ぎ、校内の桜の花も咲き始める今日の佳き日に、多くの保護者の皆様方のご列席を賜り、本日、「第四十八回卒業証書授与式」を挙行できますことは、卒業生はもとより、私たち教職員にとりましても、この上のない喜びでございます。心より厚く感謝を申し上げます。
ただ今、卒業証書を授与致しました161名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。本日より、1万人以上いる本校卒業生の仲間入りとなりました。
さて、卒業生のみなさんは、2011年に東日本大震災を経験し、幼稚園や保育園の卒園式また小学校の入学式もできなかった生徒がいたと聞いています。その後は、小学校・中学校と順調に学校生活を送ることができました。ところが、中学3年の3学期から世界的なコロナ禍となり、中学校での卒業式もできなかった生徒もいたと聞いています。本校に入学してからも入学式の翌日から5月末までと臨時休業となりました。このままでは学校生活や部活動や進路はどうなってしまうのだろうと不安に思った人も多かったのではないでしょうか。
しかしながら、卒業生のみなさんは、4月から担任の先生方から電話やICTを活用した面談を行い、コミュニケーションをとり始めました。卒業生のみなさんは自分でもいろいろと考える時間ができて行動することができたと思います。それ故、6月から始まった学校生活にも徐々に慣れ、その後は笑顔で学校生活を送ることができたのではないでしょうか。
ここ3年間、コロナウィルス感染拡大防止の制限がある中、卒業生のみなさんは、今までとは違う形式の体育祭、落葉祭に主体的に参加し行事を盛り上げてくれました。特に、応援合戦での卒業生のみなさんの1,2年生に対する「リーダーシップ」は素晴らしいもので伝統のある新座高校を実感できるものでした。私はその「リーダーシップ」に感動しました。
また、3年間を通して、次の5つの力をつけ伸ばすことができたと思います。
生涯にわたり学び続ける力である「学習する力」、円滑な人間関係をつくり維持する力である「コミュニケーション力」、自分と他者を大切にする力である「思い合う力」、自分で考え判断してよい行動をする力である「自己指導能力」、将来に向けて考えて行動する力である「進路行動力」です。私は「卒業生のみなさんが、人として生きる力を身に付け伸ばし、成長したこと」をとても素晴らしい、そして誇りに思います。
さて、これから卒業生のみなさんは進学する人、就職する人に分かれますが、最終的には「大きく変わる世の中」に出ることになります。時代の変化に対応して自分を変えて社会を生き抜くことが必要です。
さて、「卒業生のみなさんは、どう生きていきますか。」
そこで私から次の3つのことを伝えたいと思います。
1つ目は、「自分」を大切にして、新座高校で身に付けた「自分で考えて行動する力」を発揮して人生を歩んでいってほしいということです。卒業生のみなさんも好きなことを見つけ努力を重ねてより良い人生を歩んでください。
2つ目は、「他人」を大切にして、「思いやり」を持って人と接して、共に「幸せ」になってほしいということです。相手のためにも、自分のためにも「思いやり」を大切にしてより良い行動をしてください。
3つ目は、今後は、広く社会の一員としての「自覚」と「責任」を持ち、「より良い社会づくり」に貢献してほしいということです。卒業生のみなさんも自分がする仕事や活動で社会の役に立ってください。
人生には、良い時期もあれば、今回のコロナ禍など大変な時期もあります。時に、自分の力だけではどうにもできないことが起きます。でもやまない雨はありません。必ず晴れの日が来ます。人としてどのように生きるかをよく考えてから行動し、多様な人々と一緒に「豊かな社会」を築いてください。「みんなの心が共に響きあう学校」新座高校で学んだことがきっとこれからの人生に役に立つと思います。人生に対して前向きに考え、世の中のたくさんの人々と出会い、仕事や活動をしてください。そうすれば、必ず、あなたにとっても、日本、世界の人々にとっても「より良い未来」が開けていくものと、私は信じています。
保護者の皆さま方には三年間学校へのご理解・ご協力をいただきまして誠にありがとうございました。心よりお子様のご卒業をお祝い申し上げます。今日の佳き日を迎え、少し肩の荷が下り、安堵されていることでしょう。お子様のこれからの活躍を見守ってください。
結びに、将来、卒業生の全員が、「自分の人生も、世の中も、より良い方向に進んでいるな」と感じ、幸せな人生を過ごしていることを祈念し、式辞といたします。
令和5年3月10日
埼玉県立新座高等学校長 横山 和良